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理学談話会 連続講演会開催のご案内

 (2012.11-2013.2)

化 学

 
日時:12月11日(火)15:00~
会場:自然研大講義棟 大講義室A
講演者:植松 光夫 先生(東京大学大気海洋研究所)
題目:太平洋における海洋表層・大気下層間の生物地球化学的循環リンケージ
講演概要:
 太平洋は,地球表面積の約30%を占める世界で最も大きな海洋で,地球規模の生物地球化学的循環に重要な存在である.アジア大陸とオーストラリア大陸の砂漠乾燥地帯を起源とする鉱物粒子は太平洋へ輸送される.アジア域から流れ出す人為起源物質は地域的にまた地球規模で広がり,雲と降雨のパターン,大気組成および風下域の放射バランスに影響を与える.
 特定領域研究W-PASS(大気海洋物質循環)プロジェクトは,2006年からIGBP/SOLAS-Japanの活動のひとつとして5年間行われた.得られた西部太平洋を中心に学術研究船や島嶼観測点を用いた野外観測を中心とした大気海洋間の相互作用の知見を紹介する.
 鉄や微量元素を含む大気物質の海洋への沈着は,海洋生物の一次生産を加速したり,海洋食物連鎖を変化させる生物地球化学的な過程で重要な役割を果たして いた.これは地球規模の炭素循環にも影響を及ぼす.
 これらの一連の重要な循環変動過程,相互作用をよりよく理解するためには,長期に渡る標準化された大気海洋船舶観測や沿岸定点観測網の確立が不可欠であろう.

 

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